Generatived（Beta）｜生成AIの最新ニュースとトレンドを提供

KandaQuantum（東京都千代田区麹町）は、要件定義システム生成AI「バベル/Babel」を進化させた次世代AGI開発基盤「神威/KAMUI」のβ版をリリースした。月額9,800円から利用でき、無料版の「神威 Lite」も提供中である。同社は日経新聞でネスレ日本との共同研究が取り上げられ、アスキーやYahooで「神威」が紹介された。

「神威/KAMUI」はAGIの基準を満たし、大規模システム生成技術「Zoltraak」とデータ抽象化「Grimoire」、情報体可視化技術を組み合わせて実現している。これにより、フロントエンドからクラウドシステムまでの一括生成が可能となる。また、情報依存関係抽出技術「白眼（仮）」を用いて、複雑なシステムの依存関係をシンプルに可視化することができる。

KandaQuantumは、量子技術とLLM（大規模言語モデル）を組み合わせたスケジュール最適化技術の研究を進めている。2023年6月には、この技術の実証実験を行い、Google DeepMindの研究結果に先駆けてLLMの最適化能力を示した。今後は、habatakurikei氏との開発を進め、マルチモーダルAGIへの融合を計画している。

「神威/KAMUI」は、AGIの定義に沿って複数タスクに対応し、データや経験から学習して適切な判断を行う能力を持つ。新しい問題へのアプローチや解決策を見出し、自己進化することが可能である。神威自身が自身を生成することも5回行っており、その進化を続けている。サービスは公式サイトから登録でき、エンタープライズプランも個別相談に応じている。